竹内 吉隆 コラム
- 総則6項を巡る事件で国の控訴を棄却
- 2024/10/11
東京高裁は8月28日、非上場株式の相続税評価額を巡る事件で、一審に続き総則6項の適用を認めず、国の控訴を棄却しました。税務訴訟で総則6項の適用が認められなった事件は初めてとみられ、国の動向が注目されていたが、最高裁への上告を行わなかったことににより、この高裁での判決が確定しました。 総則6...続きを読む
- 賃上げ促進税制の改正
- 2024/5/15
令和6年度の税制改正により「賃上げ促進税制」が改正され、税額控除額が中小企業の場合、最大45%となり、また控除しきれなかった金額の5年間の繰越が可能となりました。 ≪対象法人(改正なし)≫ ・資本金もしくは出資金額が1億円以下の事業者 ・資本もしくは出資のない法人で、常時使用の従業員数が1...続きを読む
- 令和6年度 税制改正大綱 定額減税
- 2024/1/25
令和5年12月22日に「令和6年度税制改正の大綱」が発表されました。例年通りでは令和6年3月頃の通常国会で成立する見込みです。今回の目玉は何と言っても「定額減税」です。賃金の上昇が物価上昇に追いついていないため、物価高の国民負担を緩和する目的から創設されるもので、令和6年分の所得税・住民税から適用が...続きを読む
- 令和6年度 税制改正大綱 住宅ローン控除
- 2024/1/25
令和5年12月22日に「令和6年度税制改正の大綱」が発表されました。例年通りでは令和6年3月頃の通常国会で成立する見込みです。今回の改正案で、子育て世代への支援を目的として、住宅ローン控除制度が改正される見込みとなっています。住宅ローン控除制度とは住宅ローンを借り入れて住宅を新築・取得又は増改築等を...続きを読む
- 2023年 年末調整の変更点
- 2023/10/25
10月1日よりついにインボイス制度が開始され、「どのように処理すればいいの?」と頭を悩ませている経理担当者の方も多いかと思います。しかし、そうこうしているうちに今年も年末調整の季節がやってきます。年末調整も昨年から若干の変更点がありますので、簡単にご紹介したいと思います。 ① 住宅ローン控除に...続きを読む
- 2023年確定申告変更点
- 2023/2/15
今年も確定申告の時期がやってきました。昨年との変更点を簡単にご紹介したいと思います。 ①確定申告書Aが廃止 これまで確定申告書は「A」と「B」の2種類がありました。Aは医療費控除を受ける場合や給与と年金を受給している方向けの簡易な申告書でした。 今年から確定申告書Aは廃止となり全て「確...続きを読む
- 2022年 確定申告の変更点
- 2022/2/15
今年も確定申告の時期になってきました。昨年からの変更点は下記のようになっています。 大きな変更点はありませんでしたが、細かい変更点は沢山あるようです。 新型コロナウイルス感染症の影響はまだ続きますが、無事に申告を完了できるように頑張りましょう! ①押印義務の廃止 確定申告書、収支内訳書、...続きを読む
- 適格請求書発行事業者の登録申請の受付開始
- 2021/10/15
令和5年10月1日より消費税の仕入税額控除の方式としてインボイス制度が開始されます。 それに先駆けて、令和3年10月1日より適格請求書(インボイス)を発行できる適格請求書発行事業者の登録申請の受付が開始されました。 インボイス制度の内容の前に、現在の消費税の仕組みを簡単にご説明したいと思いま...続きを読む
- 令和2年度税制改正大綱
- 2020/2/1
早いもので、令和2年も1月が経過しました。令和という元号にも少し慣れてきた今日この頃です。 さて、少し前の話になりますが、昨年の12月12日に与党より「令和2年度税制改正大綱」が公表されました。例年通りであれば、2月の中旬ごろに改正案が国会に提出され、3月までに可決成立し、4月1日より施行という流...続きを読む