防衛特別法人税の創設
2025/7/15
令和7年税制改正により「防衛特別法人税」が創設されました。
【創設の経緯】
2027 年度までに防衛費をGDP 比で 2%を達成する目標を岸田政権時に決定。
それにあわせて、防衛力強化のための安定的な財源を確保する目的で創設されました。
【計算方法】
法人税額▲500万円×4%
*法人税(税額控除前)が700万円の場合、
防衛特別法人税は(700-500)×4%=8万円となります。
【適用開始時期】
令和8年4月1日以後開始事業年度。
つまり、令和9年3月決算からの開始となります。
【まとめ】
500 万円の基礎控除のような控除があるため、法人税が500万円を超えないと課税は発生しません。
なので、多くの中小企業は納税する機会は少ないかも知れませんが、所得ベースで言うと2,400 万円程度の
利益が出た場合には税額が発生します。
仮に5,000万円程度の利益が出た場合には、22万円程度の増税になります。