日経平均株価

日経平均株価が 1989 年の史上最高値を更新したというニュースが先日報道されました。

実に 35 年ぶりの更新となったわけですが、バブル期を経験している身としては、

あの時ほどの実感がないのが正直なところです。

この株価の高値、実は中小企業にも大きく関与します。

中小企業の株価は、資産から負債を差し引いた純資産の額を株式数で割って評価されます。

しかし、純資産の額を使うと通常、株価が高く評価されるため、

相続などでは類似業種の上場企業の株価を参考にして非上場株式を評価する方法を採用することがほとんどです。

その類似業種の上場企業の株価が軒並み上昇しているのです。

財産評価するうえではたとえ会社の財政状況にあまり変化がなくても、昨年と今年とでは自社の株価が上昇している、

ということにつながるのです。緩やかな上昇であればいいのですが、そうとは言えない状況です。

自社の株価は折をみて評価し、株価を認識しておくことが大切です。

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