経験を伴う知識は強い

今年の梅雨は、梅雨というより台風並みの暴風雨で、地球温暖化を肌で感じます。さて、我々税理士事務所は超繁忙期を終えて、ややゆったりとした時期になりました。今までに溜まってしまった仕事を、皆、一生懸命に取り掛かっていますが、期限が迫った切羽詰まった雰囲気はなく、少しゆとりを感じる毎日です。その超繁忙期に今年は税務調査に長期間にわたって立会いました。いつになっても税務調査となると納税者の方同様、憂鬱になりますが、まだ税理士なりたてのときは調査官も年上の方ばかり、税に対する知識もまだまだ浅く、緊張の連続だったことを思い出します。胃を掴まれるような、冷や汗をかくような、そんな思いも経験しましたが、最近ではいつの間にか調査官はほとんどが年下で、若い調査官が緊張の面持ちで調査しているのを、横目で見ながら立ち会っています。税務署職員も昔と違って規則にがんじがらめで、なかなか自由な動きができないようです。

我が事務所の所長や小西にはまだまだかないませんが、今になって分かることもあります。それは、経験よりすごい知識はないとうことです。机上の税法知識も大切ですが、経験を伴う知識ほど強いものはありません。どんな仕事でも同じことが言えるのではないでしょうか。若い人たちに、失敗を恐れず、経験を積み、やがて一人で立てるようになってほしいです。

 


 

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