2016.10.27

調査先を選ぶのはコンピューター?

最近の税務調査は、数年前とは明らかに違ってきました。調査担当官の確認事項が増えて細かい点まで書類の作成、提出が求められます。これまでなら口頭で済んでいたことも書類にして、国税庁のコンピューターに管理・保存されてきています。KSKと呼ばれるこのコンピューターないしシステムは、大容量かつ高速処理が可能でいわゆるビッグデータを扱うことのできるものです。以前もある程度はコンピューターで出された財務資料で調査先を探して(選定と言います)いましたが、今後データが蓄積されていくにつれて異常データを発見・抽出してコンピューターが「この会社に調査へ行け!」と言うことになるんだろうと予想されます。
これまでも戦後からの税務調査に関わる体制もしくは法制は目まぐるしく変化してきました。調査の手続きにおける各種税法はもとより、行政手続法等の整備や解釈が統一化されて、それが今日の税務調査に反映されているのです。以前と比べ、一件当たりの調査終了までの日数は増えてきているので、「調査を行います」に始まり「調査を終了します」と言われるまで、私の感覚では一か月近くかかっています。
調査初日の夕方に「もう何も無さそうなので、帰ります。調査もこれで終わります」という会話が懐かしい!?・・・。